結論
富山市でホームページ制作を地元に頼む価値は、会って、今のサイトと自社のことを一緒に確かめられることだと私は考えています。相談の前は、4つのメモ(仮でよい)があれば話が早く進みます。相談の場では、サイトの速さ・目的と強み・ドメインの名義と契約・頼む前の質問を確かめましょう。

地元の会社に頼みたいけど、相談に行く前に何を用意すればいいのか、何を聞けばいいのか分からなくて…。
メモ程度で大丈夫です。相談の場で、今のサイトを一緒に見るところから始めましょう。

ホームページを作りたい、作り直したい。そう思っても、最初の相談で何を話せばいいのかは、意外と誰も教えてくれません。

この記事では、富山市・高岡市で会って相談できる相手を探している方に向けて、相談先の選び方、相談前の準備、相談で確かめることを順に整理します。

この記事の根拠
根拠は、経済センサスや公的な相談窓口の案内、IPA(情報処理推進機構)・経済産業省のモデル契約、JPRS(日本のドメインを管理する組織)の説明、X上の制作者の声、そして富山でホームページの制作と載せ替えを手がける私が受けてきた相談です。費用相場や制作会社の選び方の全体像は、富山でWebサイト制作の費用相場は?失敗しない選び方と成果が出る構築戦略 にまとめています。
この記事でわかること
  • 地元に頼む本当の強み(安さではない理由)
  • 対面とZoom、それぞれの使いどころ
  • 制作会社以外にもある、無料の相談窓口
  • 相談の前に用意しておきたい4つのメモ
  • 相談の場で確かめること、新しく頼む前に聞いておくこと

富山市でホームページ制作の相談先を選ぶ(対面・Zoom・公的な窓口)

地元の会社に頼んだほうが、やっぱり安く済むんでしょうか?
そこは分かりません。地元に頼む良さは、値段より別のところにあります。

「地元なら安い」は本当か——強みは、一緒に確かめられること

「地元の業者なら安い」という声を聞くことがあります。ただ、富山の業者と県外の業者を同じ条件で比べた公的な資料は、今回の調査では見つかりませんでした。値段は、地元かどうかより、頼む中身で決まると考えたほうがよいでしょう。

電話・メールだけの相談と、会って一緒に見る相談の違いを比べた図。左は言葉だけでやりとりし、互いの思い描くものがずれる様子。右は同じ画面や資料を前に、指さしながら確かめている様子

では、地元に頼む強みは何か。私は、会って、今のサイトや資料を一緒に見ながら確かめられることだと考えています。

私も対面で相談を受けてきました。お店を見せてもらって、ご本人が気づいていない強みが見つかったこともあります。言葉だけのやりとりでは、なかなか出てこない話です。

個人に頼むか制作会社に頼むかで迷っている方は、富山でホームページ制作を個人に頼むのはあり?メリット・リスクと失敗しない見極め方 を参考にしてください。

富山県は、従業者4人以下の事業所が6割近い

令和3年経済センサス(2021年6月1日現在)によると、民営の事業所数は富山市が19,456、高岡市が8,698です。県内のどの市町村でも、事業所数がいちばん多い業種は「卸売業、小売業」でした。(出典: 富山県「令和3年経済センサス‐活動調査 確報概要」 )

県全体の事業所の規模
富山県全体では、従業者1〜4人の事業所が28,418で、全体の58.0%を占めます。これは県全体の値で、富山市・高岡市だけの割合ではありません。

社員が数人の会社では、Webの担当者を置く余裕がないこともあるでしょう。私も、資料を作り込んでもらうより、会って話しながら整理したほうが早かったことがあります。

対面とZoom、それぞれの使いどころ

対面にもZoom(オンラインの打ち合わせ)にも、それぞれ良さがあります。使い分けの目安は、次のとおりです。

対面とZoomの使い分けを左右に並べた図。左の対面は「お店や現場を見られる」「紙の資料もその場で見られる」「移動の時間がかかる」。右のZoomは「移動がいらない」「画面共有で今のサイトを一緒に見られる」「お店や現場は画面越し」
方法 向いていること 気をつけること
対面 お店や現場を見る/紙の資料やパンフレットをその場で見る 移動の時間がかかる
Zoom 移動がいらない/画面共有で今のサイトを一緒に見る/別の場所にいる人も入れる お店や現場は画面越しになる/通信の具合に左右される

公的な窓口にも、Zoomを用意しているところがあります。高岡商工会議所の「ちょびっとDX」は、来所・電話のほかZoomでの相談に対応しています。対象は会員と創業を検討している方で、予約が必要、Zoomは1回約30分です。(出典: 高岡商工会議所「ちょびっとDX」の案内 )

富山は冬の雪もあります。私も、雪で打ち合わせが延期になったことがありました。移動が難しい日のために、Zoomという選択肢を持っておくと安心です。

制作会社以外にも、無料で相談できる窓口がある

相談先は、制作会社だけではありません。富山県内には、経営やデジタル化の相談を無料で受け付けている公的な窓口があります。ただし、対象が決まっている窓口もあります。

窓口 対象 内容・条件(2026年10月16日に確認)
富山県よろず支援拠点 中小企業・小規模事業者、創業予定者など 何度でも無料の経営相談。相談員の紹介に「ホームページ集客」「ウェブサイトの改善点」がある。事前予約制・平日8:30〜17:15受付。テレビ電話での相談にも対応
富山県新世紀産業機構「デジタル化相談窓口」 富山県内の企業 IoT・AIを含むデジタル技術の導入や課題の整理。支援プログラムは無料。訪問・来所・オンライン相談(予約制)
高岡商工会議所「ちょびっとDX」 会員、創業を検討している方 ネット販売・SNSなどのデジタル活用相談。無料・要予約・Zoom可
富山商工会議所 公式の案内で要確認 Web専用の窓口ではなく、経営全般の相談(原則無料)

(出典: 富山県よろず支援拠点(相談の案内) 、同(相談員の紹介) 、富山県新世紀産業機構「デジタル化相談窓口」 、高岡商工会議所「ちょびっとDX」の案内 、富山商工会議所「定時相談室」 )

富山でホームページの相談ができる先を整理した図。真ん中に「相談したい会社・お店」、周りに「制作会社(制作の相談・見積もり)」と「公的な窓口(経営・デジタル化の相談)」を置き、比べる材料を集めるイメージ

どの窓口も、ホームページ制作そのものの相談まで受けられるかは、窓口によって違います。申し込む前に確かめてみてください。

相談したら、そこに頼まなければいけないわけではない

「相談したら断りにくい」と感じる方もいるかもしれません。でも、相談は検討の材料を集める場です。決めるのは、いくつか比べてからで構いません。

ちなみに「富山市のホームページ制作の標準価格」のような公的な価格表は、今回の調査では見つかりませんでした。比べるときは、同じ条件で見積もりをもらうのがコツです。

相談の様子で見るところ わかること
質問に、口頭でわかりやすく答えてくれるか 頼んだ後も、話が通じやすいか
今のサイトを、一緒に見てくれるか 今の状態を踏まえて提案してくれるか
持ち帰って考える時間をくれるか 急がせずに、納得して決めさせてくれるか

値段だけでなく、相談のやりとりそのものが、頼んだ後の進め方を映します。私の相談も、しつこい営業はしません。比べる材料のひとつとして、気軽に使ってください。

まとめ
  • 地元に頼む強みは、安さではなく「会って一緒に確かめられること」
  • 対面とZoomは使い分けられる。雪の日など、移動が難しいときはZoomが助かる
  • 制作会社以外にも、無料の公的な相談窓口がある(対象が決まっている窓口もある)。相談先は比べてよい

相談先の目星がついたら、次は相談の前の準備です。

富山市でホームページ制作を相談する前に準備すること

資料をしっかり作ってから行かないと、失礼でしょうか?
いえ、メモ程度で大丈夫です。仮の答えでも、あれば話が早くなりやすいです。

4つのメモを用意する(仮でよい)

相談の前に、次の4つを書き出しておくと話が早く進むでしょう。中小企業基盤整備機構のJ-Net21も、ホームページを頼む前に、開設の目的と社内の担当者を決め、外注する範囲の見積もりや予算、開設までの期間も検討しておくよう説明しています。(出典: J-Net21「失敗しないためのホームページ作成依頼の方法はありますか?」 )

相談前の4つのメモ
  • なぜ作る(作り直す)のか
  • 予算の目安はどれくらいか
  • いつまでに公開したいか
  • どんなサイトにしたいか
相談前に用意する4つのメモを並べた図。「目的(なぜ)」「予算の目安」「いつまでに」「どんなサイト」の4枚のメモと、「仮でよい」の添え書き

制作者の側からの指摘も、同じです。

webkanji Xの投稿より
ホームページ制作会社さんへの相談前に決めておくこと ・なぜHPを作成/リニューアルするのか ・どれくらいの予算でHPを作りたいのか ・いつまでにHPを作りたいのか ・どんなHPにしたいのか これらが欠けてしまうと見積や提案の質が大きく変わってしまいます。仮でいいので整理しておきましょう。
Xで元の投稿を見る

ポイントは最後の一文、「仮でいい」です。答えが決まっていなくても、書き出しておけば相談の場で一緒に詰められます。ほとんど準備をせずに来られた方とも、話しながら進められたことがありました。

制作が決まってから必要になる原稿・写真・ロゴの準備は、会社のホームページ作成の進め方 で紹介しています。相談の段階では、4つのメモだけで大丈夫です。

参考サイトは「どこが好きか」まで書き、決める人にも入ってもらう

「このサイトみたいにしてほしい」と、参考サイトを見せていただくことがあります。とても助かるのですが、ひとつ注意があります。

oomoriakiko Xの投稿より
Web制作の現場でいちばんやり直しを生んできた言葉は「お任せします」でも「できるだけ安くしてください」でもなく"このサイトみたいにしてほしい"でした。 「参考にするサイトを提示してくれるなんて親切だな」と思われがちです。しかし本当の問題は、依頼者がそのサイトを見たときのふんわりとしたイメージしか持っていないこと。 仕上がりのイメージが食い違うのは、どちらかの力不足ではなく、 ・参考にしたサイトのどこが気に入ったのか(色・写真など)を伝えていない ・参考にしたサイトの真似してほしくない所を伝えない ・「こんな感じで」と言われて、受け取った側も聞き返さない ・決裁に関わる人を完成前日まで打ち合わせに呼ばない 要するに、それぞれが思い描いているイメージを共有することをしていなかったんです。
Xで元の投稿を見る

私も、どこが気に入ったのかを聞き直したことがあります。参考サイトを出すときは、「色が好き」「写真の使い方が好き」「ここは真似してほしくない」まで、ひとことメモしておくと伝わりやすくなります。会って同じ画面を見ていれば、その場で指さして確かめられるでしょう。

もうひとつは、決める人のことです。社長など、最終的に決める人が後から入って、話が戻ったこともありました。IPAも、関係者を把握し、意思決定の流れをあらかじめ計画しておくことを重視しています。(出典: IPA「要件定義を巡る課題、経営者が考慮しなければならないポイント」 )

決める人の同席
決める人には、できれば最初の相談から入ってもらいましょう。Zoomなら、別の場所からでも参加できます。

今のサイトがあるなら、URLと契約まわりの書類を持ってくる

すでにホームページがある場合は、次のものがあると相談がスムーズです。

持ってきたいもの 相談で使うこと
今のサイトのURL その場で速さを測る・今の作りを一緒に見る
制作や保守の契約書 今の契約の期間や、やめるときの条件を確かめる
ドメインやサーバーの契約の情報(わかる範囲で) 誰の名義か、どこで管理しているかを確かめる

全部そろっていなくても構いません。 わかる範囲で大丈夫です。

今の契約の解約や名義のことで揉めそうなら、ホームページの保守契約を解約する手順は?揉めずに乗り換える注意点 や、ホームページの著作権を盾に解約できないは本当か も参考になります。

まとめ
  • 相談前は4つのメモ(目的・予算・いつまでに・どんなサイト)。仮でよい
  • 参考サイトは「どこが好きか」まで。決める人には最初から入ってもらう
  • 今のサイトがあれば、URLと契約まわりの書類をわかる範囲で

準備ができたら、相談の場で何を確かめるかを見ていきましょう。

富山市でホームページ制作を相談して確かめること

相談の場では、何をしてもらえるんですか?
まず今のサイトを一緒に見ます。そのうえで、目的や強みを整理していきます。

今のサイトの速さを、その場で一緒に測る

相談の場では、今のサイトの速さを一緒に測ります。使うのは、Googleの無料ツール「PageSpeed Insights」。調べたいページのURLを入れるだけで、スマホとパソコンの両方の結果が出ます。(出典: Google「PageSpeed Insights」の公式説明 )

点数(Lighthouseのスコア) Googleの分類(2026年10月に確認)
90〜100 良好
50〜89 改善が必要
0〜49 不良

この点数は、測るたびに少しぶれます。また、90点以上だからといって、実際の利用者全員が快適とは限りません。

その場で測って見せると、驚かれることもあります。結果を見ながら、どこが重いのかを一緒に確かめられるのが、会って測る良さです。

測り方や点数の見方は、富山のweb制作会社はなぜスマホ表示が遅い?「開く速さ」で選ぶ見極め方 と、PageSpeedのスコアを改善するには|57点→100点の実例と発注側の視点 で詳しく解説しています。

目的・強み・お客様像を、ヒアリングシートで整理する

次に、ヒアリングシートに沿って、会社やお店のことを整理します。私が使っているシートの項目は、次の6つです。

ヒアリングシートの6項目を並べた図。「目的とゴール」「商品やサービスの特徴」「お客様像」「サービスと価格」「プロフィールとストーリー」「デザインの雰囲気」の6つの箱
ヒアリングシートの6項目
  1. サイトの目的とゴール(何をしてほしいか)
  2. 商品やサービスの特徴
  3. どんなお客様に来てほしいか
  4. サービスと価格の整理
  5. プロフィールとストーリー
  6. デザインの雰囲気

このシートは、私が手がけた花文字のサイトのときにも使いました。大切なのは、WordPressを使うかどうかといった「作り方」の話より、先に商売のことを整理することでしょう。ほかの制作者からも、手段の話より先に相手のビジネスを知るべきだ、という投稿があります。(出典: Xの投稿 )

今のサイトのドメインの名義と契約を、一緒に確かめる

今のサイトがある場合は、必要に応じて、契約書とドメインの名義を一緒に見ます。

ドメインには、持ち主として登録されている「登録者」と、手続きを取り次ぐ「指定事業者」がいます。JPRSは、この2つを別の立場として説明しています。登録者は、指定事業者を別の会社に変えることもできます。(出典: JPRS「登録者と指定事業者」の説明 )

名義が自社でなかったとき
作ったときの手続きの都合で、ドメインの登録者が制作をお願いした会社や前の担当者になっていることもあります。そのときは、契約の中身を確かめたうえでの話し合いになります。進め方は保守契約を解約する手順 を参考にし、揉めそうなときは弁護士や公的な相談窓口に相談してください。

新しく頼む前に、相談の席で聞いておくこと

新しく頼む相手を決める前に、相談の席で次のことを聞いておきましょう。契約書を読み込む前に、口頭で答えてもらうだけでも違います。

相談の席で聞いておくこと
  • ドメインは、誰の名義で取るか
  • 公開した後の更新は、誰がするか
  • 保守には何が含まれるか(範囲・無料の期間・時間外の対応)
  • 作ったものの権利は、どうなるか
  • 見積もりは、制作費と公開後の費用に分かれているか

IPAは、契約のときに、仕様や進め方、検収(できあがりの確認)の方法について、頼む側と受ける側が共通の理解を持つことを重視しています。経済産業省のモデル契約書(2007年の第一版)も、権利の扱いを見積もりの段階で説明することを求めています。(出典: IPA「情報システム・モデル取引・契約書(第二版)」 、経済産業省「情報システム・モデル取引・契約書」 )

ただし、どちらも情報システムの開発を想定した資料です。小さなホームページに、そのまま当てはまるとは限りません。考え方の参考として使ってください。

新しく頼む前に聞いておく5つの質問を並べたチェックリストの図。「ドメインの名義」「公開後の更新」「保守の範囲」「権利」「見積もりの分け方」

公開後にかかる維持費の中身は、ホームページ維持費の相場は月いくら? に詳しくまとめています。

私の相談では、ここまで確かめたうえで、プランと見積もりの中身をご説明します。

富山市でホームページ制作を頼むなら、まず会って一緒に確かめる

富山市でホームページ制作を頼むときの流れを、最後にもう一度たどっておきます。

まず、相談先を選んで申し込みます。対面かZoomかは、場所や都合で決めて構いません。相談の場では、今のサイトの速さを測り、ヒアリングシートで目的や強みを整理し、名義と契約、頼む前の質問を確かめます。

最後は、その場で決めずに持ち帰り、比べてから決めましょう。

まとめ
  • 相談先は、制作会社も公的な窓口も比べてよい。相談したら頼まなければいけない、ということはない
  • 相談の前は4つのメモ(仮でよい)と、今のサイトの情報
  • 相談では、速さ・目的と強み・名義と契約・頼む前の質問を確かめる
  • 遠い・時間がないときは、Zoomでも相談できる
相談の流れを示した図。申し込み→相談(対面かZoom)→速さを測る・ヒアリングシートで整理・名義と契約を確かめる・頼む前の質問→持ち帰って比べる、の順に矢印でつなぐ

私が手がけたサイトは制作実績 でご覧いただけます。

富山市・高岡市を中心に、富山県内なら伺います(遠方は事前にご相談ください)。Zoomでも受けます。相談とサイトの速度診断は無料です。

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免責事項
本記事の統計は令和3年経済センサス(2021年6月1日現在)、各相談窓口の内容は2026年10月16日に各公式サイトで確認したものです。窓口の対象・条件・受付時間は変わることがあるため、利用の前に各窓口の最新の案内を確かめてください。契約や権利の判断は、個別の事情によって異なります。本記事は法的な助言ではありません。揉めそうなときは、弁護士や公的な相談窓口に相談してください。